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手塚治虫アニメワールド終了のお知らせ 2010年6月17日を持ちまして「手塚治虫アニメワールド」を終了させていただきます。配信中のコンテンツにつきましては、順次終了させていただきますので、予めご了承ください。 |
ご利用の皆様へ
手塚治虫アニメワールドで配信するアニメーション作品は、現存する中で最良と思われる映像・音声素材を最新デジタル技術でクリア処理しておりますが、一部に素材に起因するお見苦しい箇所・お聴き苦しい箇所がある場合もございますことをご了承ください。
また、手塚治虫アニメワールドで配信する作品の映像・音声・タイトルの中には、今日では差別表現として好ましくない描写や用語が使用されている場合があります。しかし、作品の時代背景、特性及び原作者・製作者等が差別助長の意図で使用していないことなどを考慮し、原版通り配信いたしております。その点をご理解いただけますようお願い申し上げます。
手塚治虫作品の中には、アフリカの黒人や東南アジアの人々をはじめ多くの外国人の姿も出てきます。それらの絵の一部は、いかにも未開発国当時の姿だったり、過去の時代を誇張していて、現在の状況とは大きな違いがあります。最近、このような描き方は黒人や一部の外国人に対する人種差別であるという指摘がなされております。こうした絵に不快感を覚え、侮辱されていると感じる人がいる以上、私たちはその声に真剣に耳を傾けなければならないと思います。
しかしながら、人々の特徴を誇張してパロディ化するということは、ユーモアの最も重要な手法のひとつです。手塚作品では特にそれが顕著で、多くの国の人がパロディ化の対象になっています。また、作者は人間に限らず、動植物の世界から想像の世界のものたちまでもユーモアたっぷりにキャラクター化しています。それは作者の自画像さえ例外ではなく、彼の鼻は実際よりも数倍大きく描かれています。また、作者は常に文明と非文明、先進国と発展途上国、権利者と弱者、金持ちと貧者、健常者と障害者など、すべての憎悪と対立は悪であるという信念をもちつづけた人で、物語のそこには強い「人間愛」が流れています。
私たちが今あえてこの「手塚治虫アニメワールド」内で手塚治虫原作のアニメーションを配信しつづけるのは、作者がすでに故人で作品の改訂が不可能であることと、第三者が故人の作品に手を加えることは、著作者人格権上の問題もさることながら、当該問題を考えてゆく上でも決して適切な処置とは思えないこと、加えて私たちは日本の文化遺産と評価される作品を守っていく責務があると考えるからです。もとより私たちは地球上のあらゆる差別に反対し、差別がなくなるよう努めてまいります。それが手塚治虫アニメワールド運営に携わる者の責任であると考えます。皆様もこの手塚作品に接するのを契機に、さまざまな差別が存在している事実を認識し、この問題への理解を深めてくださいますようお願い致します。
手塚プロダクション
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