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神霊狩/GHOST HOUND
Production I.G×士郎正宗が放つスピリチュアルアニメーション
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神霊狩/GHOST HOUND アニメ

CAST COMMENT

古森 太郎 : 小野 賢章
大神 信  : 保志 総一朗
中嶋 匡幸 : 福山 潤
駒玖珠 都 : 矢島 晶子

EVENT REPORT


STAFF INTERVIEW


STAFF COMMENT

士郎正宗(原作)
 
「神霊狩」は1987年に設計を完了した「GHOSTHOUND」という企画が元になっている。今までに2〜3度、設定の絵を発表した事があるので、古くからのファンの中には3人の主人公達と聞いて「あぁ、あの学生服の3人か」とお気づきの方もあるかもしれない(御存じでない方はそのまま御存じでない方が楽しめると思います、ハイ)。

当初は、睡眠中に幽体離脱してしまう体質(?)の3人の男子高校生が、「大人の視点」「社会常識的視点」を獲得していく周囲をよそに、現実世界と重なった異世界に出入りする事で、独自の視点や考え方を得て色々考えながら日常生活するお話だった。何かの事件を解決したり、影で活躍したりといった大仕掛けなものではなく、異世界と現実の境目をうろうろする事によってもたらされる「多層化する視点」を描いて楽しもうという趣旨だ。「異質な能力の自覚と始まり」の物語とも考えられる。異世界を描写するのに適した方法が当時の(今も)僕には無く、自分で制作する機会を失ったままになっていたのだ。

今回アニメスタッフの手により日の目を見る機会を頂いた事には毎度ながら大変感謝している。「マンガではなくTVアニメなので当初の設計と異なる内容になる事」に関してはこれまた毎度ながら複雑な思いだが、自分で制作するわけではないので贅沢を言うとバチがあたる。より面白い作品になって誰かを幸せにできるなら、それがコンテンツの本望というものだろう。今回は「原作マンガが存在しない状況でのアニメ作品企画」という事で、制作スタッフのオリジナル作品となっている。僕の作業は「ラフな企画概要メモの提出」だけである。主人公達は中学生で、大人の世界にふれはじめながら特殊な能力を失っていく「異能力の喪失と、大人という異質への変化」の物語と言えるだろうか(平たく言うと成長の物語?)。絵柄やストーリーは今風になり、また、少々生っぽい設定になるようだ。僕が描くと「ヒネた一癖ありそうなキャラ」になるところ、中学生らしい親近感のあるデザインのキャラにして頂いた。制作スタッフに命を吹き込まれ、この度めでたく生まれる機会に恵まれた彼らキャラクター達が、どのように成長し物語を成してくれるのか、楽しみのような心配のような(笑)気持ちで見守りたいと思っている。

2007年5月16日 士郎正宗

中村隆太郎(監督)
 
1つ重い大きなものと
ピュアな響きの両方を持つ作品に


制作のきっかけは、子どもたちのことを描きたいと思ったことです。それは同時に彼らのお父さん、お母さんを描くことにもなると思います。

極端な言い方ですが、人間の存在自体が本来的に怖いものを含んでいる、と思うんですね。そして、そういう存在って何だろうという掘り下げ方も、いろいろな角度からできると思っています。 例えば、本作は雅楽を用いて、その恐ろしさを表現したり、劇中の音には、いろいろな方向から、わりと面白おかしく手の込んだ作りをしています。キャラクターの背景である酒造、拝み屋、神社など、そういったところも物語に全て関係していきます。

おそらく、ご覧になるみなさんが想像もしていなかったような、とんでもないことに古森太郎、中嶋匡幸、大神 信、駒玖珠 都が遭遇していきます。作品として、すごく1つ重いものと、すごくピュアな響きの両方を持っているものになればいいな、と思っています。

小中千昭(シリーズ構成・脚本)
 
士郎正宗のフィルターを通して、 いかに「攻殻」と離れたものを作っていけるかへの挑戦

本作はもともと士郎正宗さんが、Production I.G のために書き下ろしたプロット、原案があります。とはいえ、物語は、完全にこちらで作らせていただいていますが……。士郎正宗さんのフィルターを通して、いかに士郎さんの代表作『攻殻機動隊』と違うものを作っていくことができるのか? に挑戦しています。

今回のシリーズは、ファンタジーというよりは、かなりリアルな少年記を目指しています。これまでのアニメーションとはかなり異質なものを制作できていると思っています。そういった意味で、中村監督にも、僕にも何が正解か分からない。

物語の冒頭は、『ツイン・ピークス』の「何でもない妄想のなかに、実はいろいろなものがあるのかもしれない」といった部分を参考にしています。でも、決して『ツイン・ピークス』になっているわけではありません。
ドラマが凝ってる、アクションがすごいと、なかなかひとことで表現できない作品ではありますが、ぜひ続けてご覧になってくだされば、と思います。

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